会員の皆様へ 会長 福富 大祐

第19回総会挨拶 (会員の皆様へ)

OBの皆様には、お盆のお忙しいところを

総会にご出席いただき、まことにありがとうございます。今年は通知のみにして総会を開催しないことも検討しましたが、このような時こそ集まろうということで、今日の開催となりました。諸般の事情で、なかなか調整が難しかった状況にもかかわらず、遠方からの出席者を含めて30数名の出席を得、とりあえず元気にOB会をできますことを、皆様に感謝申し上げます。そして、早速、HPで出席できなかった会員にも様子を知らせたいと思います。さて、今年三月には東日本大震災が発生し、津波や大地震の被害に加えて、福島第一原子力発電所の放射能問題、そして様々な業界にわたっての風評被害など、かつて経験したことのない歴史的な困難に私たちは遭遇しております。残念なことに、不幸や被災に見舞われた会員もおり、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。母校も被害にあいましたが、学校側や同窓会の奮闘により、現在は平常の授業体制を取り戻しつつあることを報告しておきます。この震災は不幸な出来事ではありましたし、現在もその影響は続いておりますけれども、その中で、これは私個人が感じることかもしれませんが、「何かが以前とは変わってきていて、日本という国家社会が新たな時代に向かうかもしれない・・」という、予感を感じているのも事実だろうと思います。あらためて見直された「東北人の精神・・絆」とか、「自分を取り巻く家族や友人の大事さ・・」としてそれらが、マスコミ報道されましたが、さらに私は、目立たないことですが、第三次産業に傾きすぎていた経済優先社会が実はもろいもので、生活のインフラを短期間に立ち直らせた日本の技術力や職能意識が優れたものだった、ということも改めてわかったのではなかったか、と思います。その意味で、今も数多くのOBの会員が、この困難な状況の中で、地域の復興のために、校歌にもありますとおり本当の意味で、「地域の支え」となって頑張っていることを誇りに思い、エールを送りたいと思います。OB会も、今年の卒業生で47回生をOB会に迎え、会員数も現在1800余名となりました。この未曾有の体験の時期の総会を開催できますことを、皆様に感謝しつつ、総会開催の挨拶といたします。

※写真は、今年も元気に挨拶をいただきました富樫先生です。会場からの発議により、来年には富樫先生の名物授業を企画しよう・・ということになりました。

※事務局に通信がありました様々な会員の状況を「お知らせ」欄に掲載しましたのでご覧ください。

 

勿工建築科OB会会員の皆様へ

3月11日の地震、そして津波により被害にあわれた会員の皆様、お見舞い申し上げます。また、近親者が不幸にあわれた皆様にはお悔やみ申し上げます。そして、遠方からふるさとを心配されている会員の皆様、未だ詳細は把握できておりませんが地元の会員の殆どは無事に頑張っていると思われますので、とりあえず報告いたします。母校も被害はありましたが、無事、再開しております。ご安心ください。現在、仮設校舎を建設中のはずです。

 さて現在の状況は、未だ大きい余震は続き福島第一原発の状況も予断を許すものではありませんが、とりあえず生活インフラは復旧し一応の落ち着きを取り戻しております。そして、いわきの会員諸氏は復興事業やインフラ整備に奔走しているという状態です。私自身も被災建物の相談業務のボランティアに、毎日のように忙しく動き回っております。被災地を廻っておりますと、建築の安全性もさることながら、いかに家というものが人の拠り所となっていてその生活の基盤であるか、それを失うことでの人生への打撃ということを痛切に感じております。

 私たちは、人の生活での重要な基盤に何らかのかたちで携わっていることを再認識し、もう一度、いわきの復興のために役立ちたいと考えます。とりあえず仮設住宅の建築から始まる町の復興とともに、ゆっくりと着実に歩み始めたいと思います。いずれ会員の皆様と、この未曾有の出来事について様々なことを語り合う時間が必ず持てることを信じ、とりあえずメッセージといたします。

追伸:今年の総会ですが、幹事会において、このような時だからこそ是非開催しよう・・ということになり、8月13日に開催されることになりました。是非、ご参加ください。

※写真は、岩間町(写真奥が勿来火力発電所)の津波被災状況で、堤防が無くなっています。