同窓会役員挨拶

会長挨拶

OBの皆様には、総会にご出席いただき、まことにありがとうございます。OB会も、今年の卒業生で53回生となり、会員数も2036名となりました。今年の新入会員の皆様には、心から入会を歓迎いたします。今年からは、会員数も2000名を超えたため、昨年の総会でお願いして、幹事の皆様に会員参加の集約をお願いしたところですが、幹事の皆様には新しいシステムに尽力いただき感謝申し上げます。

さて震災を挟んで改築中だった母校、勿来工業高校も全部の建物が完成し、昨年は旧校舎の解体も終わって、全てが竣工しました。旧校舎で学んだ私たちにとっては、感慨深く一抹の寂しさも感じましたが、多くのOB会の先輩諸兄が携わったこの立派な建築を見て、新たな母校の歴史の幕が開かれていくことを実感した次第でもありました。

また、総会通知でもお知らせしたところですが、富樫先生の長男、富樫実先生が母校の校長として赴任して来られました。驚きとともに嬉しさも感じたところですが、そういう意味でも、建築科の50年の歴史と新たな時代の幕開け、といいますか、時代の変遷を感じるところでもありました。昨年の卒業生の設計コンペでも、これまでになく生徒の意識が意欲的で力強い作品が多かった実感もありましたし、何か、大きな震災という経験を経て、若い新しい力が芽生えてきているとも感じました。総会資料でもお解かりのとおり、一時期よりも地元の建設関係へ就職する生徒が飛躍的に増えております。こうした後輩が身近に巣立っていっておりますので、先輩の皆様には、改めて、同胞の後輩には温かい言葉と助言を与えていただきますよう、お願いしたします。

さて、またしても、九州地方がこれまでの経験則を超える震度の大地震にみまわれ、基準強度に関する構造法令の改正も聞こえてまいります。疲れを癒す間もなく、建設業界がまた、大きな変化を求められる予感がするところではありますが、明日への栄養補給として、一年に一度、こうして先輩・後輩が集って、語り合うことができますことを、力強く感じるところであり、あらためて総会への参加を、御礼申し上げます。簡単ではありますが、会員の皆様の、OB会への変わらぬご厚情に感謝しつつ、総会の挨拶といたします。

平成28年6月25日

勿来工業高校建築科OB会会長 福富

 

各回生の幹事が声を掛け合い、総会は55名での開催となりました。一回生は仙台から4名を含む8名で参加していただき、まことにありがとうございました。また、一年後に元気でお会いできることを楽しみにしております。

総会出席者名簿H28

※懇親会での発議により、10月23日に、前回好評だったゴルフ大会を8回生の幹事により開催する予定になりました。各回生の幹事から連絡がいくと思いますので楽しみにお待ちください。

 

OBの皆様に、総会を迎えるにあたり一言ご挨拶申し上げます。

OB会も、今年の卒業生で51回生を迎え、会員数も現在1967名となりました。今年の新入会員の皆様には、心から入会を歓迎するものであります。

母校、勿来工業高校も東日本大震災の被災による体育館の改築も2月に竣工し、引き続き本校舎も今年の11月には完成する予定です。

この建設には、設計のみならず施工においても多くのOB会のメンバーがそれぞれ責任ある立場で担当しており、同じ建築科のOBとして、このように地域で活躍する先輩諸兄の姿を、誇らしくまた力強く感じるところであります。

今年の総会案内の事務局だよりは、震災からの復旧に尽力するOBの活躍を少しだけですが、紹介することができました。

先ほどの勿来工業の現場のこともこちらに詳しく掲載してありますが、その他、第一原発現場での過酷な復旧作業や市内の生活に直結する下水道復旧に尽力したOBの記事など、関係者でなければ経験できない臨場感にあふれた内容になっています。

(HP内の事務局だより第20号に詳しく載っています。是非、ご覧になってください。)

勿来工業高校建築科が、いかにこの地域における社会インフラの基礎づくりを担っているか、その歴史と伝統が育ちつつあることを実感する次第であります。

震災からの復興は、今年からが本格的な事業執行に入っているように感じられ、各地で作業員の不足や建設土木資材の不足が表面化しており、関連業務に携わっておられるOB先輩諸兄の苦労や心労もひとかたではないと察しられます。

しかし、今回の建設需要は通常と違い、特殊でロングランであることを考えますと、日々の対応は勿論ですが、長期的な展望を持つことも必要だろうと思われますので、それぞれの立場において、何よりも、心身の健康に留意されながら活躍されることを、老婆心ながら祈念したいと思います。

また今年は、県立高校二期選抜で、建築科が県内で3位の2倍の倍率となるという嬉しいニュースもありました。

震災により、建築や土木などの生活インフラの業務の重要性やその職能が、あらためて見直され始めていることを感じます。

このような状況下、まだまだ続くと思われる課題や変化に対して、建築科で学んだ技術と精神力、そしてOB会の繋がりを、今後とも活用していただくと共に、今日のように一年に一度、こうして先輩・後輩が集って、近況を語り合うことができますことを、本当に嬉しく力強く感じるところであり、あらためて御礼申し上げます。

簡単ではありますが、会員の皆様の、OB会への変わらぬご厚情に感謝しつつ、挨拶といたします。

平成26年6月 OB会会長 福富大祐(第7回生)

第21回総会挨拶 (会員の皆様へ)

OBの皆様には、総会にご出席いただき、まことにありがとうございます。

OB会も、今年の卒業生で50回生を迎え、会員数も現在1936名となりました。今年の新入会員の皆様には、心から入会を歓迎するものであります。

又、OB会自体も、昨年で二十周年を過ぎ、そして一方では、多くの先輩諸兄が第二の人生へと歩みだされている時期に入り、ひとつの歴史の節目を超えたものと思っております。

俯瞰的に見ますと、私たちの世代は、グローバル化をはじめとする様々な社会構造の変化や、なによりも千年に一度という大震災、大変破壊的な事象にも遭遇し、まさしく歴史の転換点に立ち会っているといっても過言ではないと思われます。

あの東日本大震災では、各人がそれぞれの立場と職能で、社会の要請に対応し無我夢中で過ごしてまいりましたが、ようやく復興住宅なども本格的な整備が始まり、被災を受けた母校、勿来工業も、現在、本格的に復興建設中であり、来年早々には体育館が、順次、本校舎が竣工すると聞き及んでおります。

震災からの復興が実感され、最近では、あの災害とその後の混乱の状況を、今後の反省や教訓として、考えられる環境になってきていると思われます。

しかし一方では、福島第一原子力発電所の被災処理や様々な風評被害などは、いまだに多くが未解決のままであり、ことにいわき市においては「仮の町」構想などの、かつて経験したことのない新たな社会的課題に、本格的に取り組まなければならないのは、むしろこれからであり、業界的にも、本当に心身ともに多忙になるのはこれからであろうと予想されます。

そのような状況の中で、会員の皆様には、まだまだ続くこれらの課題や変化に対して、建築科で学んだ技術と精神力、そしてOB会の繋がりを、今後とも活用していただき、それぞれの立場において、何よりも、心身の健康に留意されながら活躍されることを祈念したいと思います。

そして、今日のように一年に一度、こうして先輩・後輩が集って、近況を語り合うことができますことを、本当に嬉しく、力強く感じるところであり、あらためて御礼申し上げます。

最後に、今年は役員改選の年であり、今回私たちのOB会も、大きく世代を変えた新たな執行部を提案させていただく予定でおります。

会員の皆様の普段からの、OB会へのご厚情に感謝しつつ、慎重審議をお願いし、総会の挨拶といたします。

 

第19回総会挨拶 (会員の皆様へ)

OBの皆様には、お盆のお忙しいところを

総会にご出席いただき、まことにありがとうございます。今年は通知のみにして総会を開催しないことも検討しましたが、このような時こそ集まろうということで、今日の開催となりました。諸般の事情で、なかなか調整が難しかった状況にもかかわらず、遠方からの出席者を含めて30数名の出席を得、とりあえず元気にOB会をできますことを、皆様に感謝申し上げます。そして、早速、HPで出席できなかった会員にも様子を知らせたいと思います。さて、今年三月には東日本大震災が発生し、津波や大地震の被害に加えて、福島第一原子力発電所の放射能問題、そして様々な業界にわたっての風評被害など、かつて経験したことのない歴史的な困難に私たちは遭遇しております。残念なことに、不幸や被災に見舞われた会員もおり、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。母校も被害にあいましたが、学校側や同窓会の奮闘により、現在は平常の授業体制を取り戻しつつあることを報告しておきます。この震災は不幸な出来事ではありましたし、現在もその影響は続いておりますけれども、その中で、これは私個人が感じることかもしれませんが、「何かが以前とは変わってきていて、日本という国家社会が新たな時代に向かうかもしれない・・」という、予感を感じているのも事実だろうと思います。あらためて見直された「東北人の精神・・絆」とか、「自分を取り巻く家族や友人の大事さ・・」としてそれらが、マスコミ報道されましたが、さらに私は、目立たないことですが、第三次産業に傾きすぎていた経済優先社会が実はもろいもので、生活のインフラを短期間に立ち直らせた日本の技術力や職能意識が優れたものだった、ということも改めてわかったのではなかったか、と思います。その意味で、今も数多くのOBの会員が、この困難な状況の中で、地域の復興のために、校歌にもありますとおり本当の意味で、「地域の支え」となって頑張っていることを誇りに思い、エールを送りたいと思います。OB会も、今年の卒業生で47回生をOB会に迎え、会員数も現在1800余名となりました。この未曾有の体験の時期の総会を開催できますことを、皆様に感謝しつつ、総会開催の挨拶といたします。

※写真は、今年も元気に挨拶をいただきました富樫先生です。会場からの発議により、来年には富樫先生の名物授業を企画しよう・・ということになりました。

※事務局に通信がありました様々な会員の状況を「お知らせ」欄に掲載しましたのでご覧ください。

 

勿工建築科OB会会員の皆様へ

3月11日の地震、そして津波により被害にあわれた会員の皆様、お見舞い申し上げます。また、近親者が不幸にあわれた皆様にはお悔やみ申し上げます。そして、遠方からふるさとを心配されている会員の皆様、未だ詳細は把握できておりませんが地元の会員の殆どは無事に頑張っていると思われますので、とりあえず報告いたします。母校も被害はありましたが、無事、再開しております。ご安心ください。現在、仮設校舎を建設中のはずです。

 さて現在の状況は、未だ大きい余震は続き福島第一原発の状況も予断を許すものではありませんが、とりあえず生活インフラは復旧し一応の落ち着きを取り戻しております。そして、いわきの会員諸氏は復興事業やインフラ整備に奔走しているという状態です。私自身も被災建物の相談業務のボランティアに、毎日のように忙しく動き回っております。被災地を廻っておりますと、建築の安全性もさることながら、いかに家というものが人の拠り所となっていてその生活の基盤であるか、それを失うことでの人生への打撃ということを痛切に感じております。

 私たちは、人の生活での重要な基盤に何らかのかたちで携わっていることを再認識し、もう一度、いわきの復興のために役立ちたいと考えます。とりあえず仮設住宅の建築から始まる町の復興とともに、ゆっくりと着実に歩み始めたいと思います。いずれ会員の皆様と、この未曾有の出来事について様々なことを語り合う時間が必ず持てることを信じ、とりあえずメッセージといたします。

追伸:今年の総会ですが、幹事会において、このような時だからこそ是非開催しよう・・ということになり、8月13日に開催されることになりました。是非、ご参加ください。

※写真は、岩間町(写真奥が勿来火力発電所)の津波被災状況で、堤防が無くなっています。