平成26年度(第22回)総会挨拶

OBの皆様に、総会を迎えるにあたり一言ご挨拶申し上げます。

OB会も、今年の卒業生で51回生を迎え、会員数も現在1967名となりました。今年の新入会員の皆様には、心から入会を歓迎するものであります。

母校、勿来工業高校も東日本大震災の被災による体育館の改築も2月に竣工し、引き続き本校舎も今年の11月には完成する予定です。

この建設には、設計のみならず施工においても多くのOB会のメンバーがそれぞれ責任ある立場で担当しており、同じ建築科のOBとして、このように地域で活躍する先輩諸兄の姿を、誇らしくまた力強く感じるところであります。

今年の総会案内の事務局だよりは、震災からの復旧に尽力するOBの活躍を少しだけですが、紹介することができました。

先ほどの勿来工業の現場のこともこちらに詳しく掲載してありますが、その他、第一原発現場での過酷な復旧作業や市内の生活に直結する下水道復旧に尽力したOBの記事など、関係者でなければ経験できない臨場感にあふれた内容になっています。

(HP内の事務局だより第20号に詳しく載っています。是非、ご覧になってください。)

勿来工業高校建築科が、いかにこの地域における社会インフラの基礎づくりを担っているか、その歴史と伝統が育ちつつあることを実感する次第であります。

震災からの復興は、今年からが本格的な事業執行に入っているように感じられ、各地で作業員の不足や建設土木資材の不足が表面化しており、関連業務に携わっておられるOB先輩諸兄の苦労や心労もひとかたではないと察しられます。

しかし、今回の建設需要は通常と違い、特殊でロングランであることを考えますと、日々の対応は勿論ですが、長期的な展望を持つことも必要だろうと思われますので、それぞれの立場において、何よりも、心身の健康に留意されながら活躍されることを、老婆心ながら祈念したいと思います。

また今年は、県立高校二期選抜で、建築科が県内で3位の2倍の倍率となるという嬉しいニュースもありました。

震災により、建築や土木などの生活インフラの業務の重要性やその職能が、あらためて見直され始めていることを感じます。

このような状況下、まだまだ続くと思われる課題や変化に対して、建築科で学んだ技術と精神力、そしてOB会の繋がりを、今後とも活用していただくと共に、今日のように一年に一度、こうして先輩・後輩が集って、近況を語り合うことができますことを、本当に嬉しく力強く感じるところであり、あらためて御礼申し上げます。

簡単ではありますが、会員の皆様の、OB会への変わらぬご厚情に感謝しつつ、挨拶といたします。

平成26年6月 OB会会長 福富大祐(第7回生)

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